急性副鼻腔炎(急性ちくのう症)の治療について
急性副鼻腔炎は、風邪、虫歯、顔面の怪我などが原因で発症する副鼻腔の炎症です。適切な治療により、多くの場合、慢性化せずに完治が可能です。以下に、急性副鼻腔炎の主な症状と治療法についてご紹介します。
主な症状
- 頭痛、顔面痛・顔面腫脹
- 黄色や緑の鼻汁、鼻づまり
- においが分からない
- 重症化すると、視力障害や髄膜炎のリスクあり
- 小児では繰り返す中耳炎の原因となることも
治療法
- 内服薬
- 医師から処方された薬を指示通りに服用してください。症状が強い場合は、週に2~3回の通院で吸引治療を行い、症状の改善を早めます。
- 通院治療
- お鼻から副鼻腔をきれいにする処置などを行います。
- 長期治療
- 状態に応じて、長期間の内服薬治療が必要になる場合があります。その場合、安全な抗生物質を適切に投与します。
- 原因に応じた治療
- 花粉症や歯の炎症が原因の場合は、それぞれの治療も併せて行います。
- 治療の終了
- 症状の改善、消失を確認し、鼻の中の状態をチェックして治療の終了を判断します。
ご注意ください
重症化すると手術が必要になる場合もありますので、初期症状を感じたら早めにご相談ください。また、治療中はプールなどばい菌の侵入リスクが高まる活動を避けていただくことがあります。
急性副鼻腔炎は早期治療が鍵となります。症状に心当たりのある方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。患者様一人ひとりに合わせた治療プランで、快適な呼吸を取り戻すお手伝いをいたします。