鼻出血の応急処置と注意点
鼻出血は不意に訪れることが多く、適切な手当てを行うことで迅速に止血することが可能です。以下に、鼻出血時の応急処置方法と止血後の注意点について解説します。
鼻出血時の応急処置
- 落ち着く
- 鼻出血が始まったら、まずは落ち着きます。興奮は出血を悪化させます。
- 圧迫止血
- 小鼻を親指と人差し指で強く圧迫します。圧迫は小鼻部分に限ります。
- 出血している側の鼻の穴にティッシュを軽く詰めてから圧迫すると、さらに効果的です。
- 正しい姿勢
- 椅子に腰掛け、頭を軽く前傾させます(お辞儀をした格好)。
- 鼻からの血がのどに流れ込んだ場合は、静かに吐き出し、飲み込まないようにします。
- 様子を見る
- そのままの姿勢で15分程度静かに安静にし、止血を試みます。
- 止血しない場合
- 出血している側を下にして横になり、冷やしながら医療機関を受診します。
止血後のご注意
- 鼻をいじらない
- 鼻内をいじったり、こすったりしないようにしましょう。
- 過度な活動を避ける
- 過労や激しい運動を控えます。
- 水泳・入浴の控える
- プールや入浴は出血が完全に止まるまで避けます。
- 飲酒・刺激物の摂取禁止
- アルコールや香辛料のきつい食べ物は控えます。
以上の処置により、鼻出血は一般的には自宅で管理することができます。しかし、出血が繰り返す場合や止血しない場合は、専門医の診察を受けることが重要です。適切な処置と生活習慣の管理によって、鼻出血のリスクを減らしましょう。