【耳鼻咽喉科専門医が解説】補聴器って、どれくらい聞こえにくくなったら付けたほうが良いの?

今回は「補聴器って、どれくらい聞こえにくくなったら付けたほうが良いのか?」という質問について、ある患者さんとの会話を通じてご紹介します。補聴器を付けるタイミングや注意点について詳しくお話ししますので、ぜひご参考にしてください。

補聴器って、どれくらい聞こえにくくなったら付けたほうが良いのでしょうか?

たなか先生

補聴器を付けるタイミングは、個人の聴力の程度や日常生活での聞き取りの困難さによって異なります。
ひとつの目安として、「ささやき声」が聞き取りにくくなったら、付けても良いかと思います。

なるほど。でも、補聴器を付けたらすぐに聞こえるようになるんですか?

たなか先生

補聴器は、付けても直ちにスッキリ聞こえるようになるわけではありません。オーダーメイドで補聴器を少しずつ調整するので、よく聞こえるようになるのに2-3ヶ月かかります。

それは時間がかかりますね。費用はどのくらいですか?すね。

たなか先生

片耳で10万円程度と高額です。ただし、身体障害者手帳(聴覚)を取得できれば、行政より一部補助があります。

それでも高いですね。何か他に注意点はありますか?

たなか先生

眼鏡と違って「補聴器を付け続けるぞ!」というモチベーションが無いと、「タンスの肥やし」になってしまうことがあります。

今の聴力を知りたい場合や、補聴器についてもっと知りたい場合はどうすれば良いですか?

たなか先生

その場合は、耳鼻科を受診してください。
詳しい検査や説明を受けることができます。

分かりました。たなか先生、ありがとうございます。

以上が、「補聴器って、どれくらい聞こえにくくなったら付けたほうが良いの?」という質問に対する解説でした。補聴器を付けるタイミングは、個人の聴力の程度や日常生活での聞き取りの困難さによります。「ささやき声」が聞き取りにくくなったら、補聴器を検討する目安です。補聴器は調整に2-3ヶ月かかり、片耳で10万円程度の費用がかかりますが、身体障害者手帳を取得すれば一部補助が受けられます。補聴器は継続的な使用のモチベーションが必要ですので、聴力を知りたい場合や補聴器について詳しく知りたい場合は、ぜひ耳鼻科を受診してください。耳の健康を守るために、何か不安なことがあればいつでもご相談ください。

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