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秋の花粉症(ブタクサ・ヨモギ)とスギ花粉症の違い


先生、秋なのにくしゃみが続いて鼻もムズムズします。これって花粉症でしょうか?春のスギ花粉症なら聞いたことがありますが、秋にも花粉症がありますか?



はい。実は秋にも花粉症があります。原因はブタクサやヨモギなど雑草の花粉で、8月下旬〜10月頃に飛散します。一方、春のスギ花粉症はスギ(ヒノキ)など樹木の花粉が原因で、冬の終わりから春(2〜4月頃)がシーズンですね。つまり花粉が飛ぶ時期や植物の種類が秋と春では異なるのです。



時期や原因が違うんですね。症状も違いますか?



症状はどちらもくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどほぼ同じです。ただ秋の花粉症では咳やノドのイガイガが出やすい傾向があります。これは花粉の粒子が小さく気管支まで届いてしまうためです。逆にスギ花粉は粒が大きいため主な症状は鼻や目に集中します。



なるほど。では、花粉症で病院に行くタイミングはいつが良いでしょうか?



毎年症状が出る人はシーズン前に受診して薬を準備すると良いでしょう。初めて症状が出た時や市販薬で効かない時も早めに受診してください。症状が1~2週間以上続けば花粉症の可能性が高いので、その際は専門医の受診を検討しましょう。また、夜も眠れないほど鼻づまりがひどい場合や咳が続く場合も早めに受診をおすすめします。



早めの対策が大事なんですね。よく分かりました。ありがとうございます!



花粉症はいずれの季節でも、症状に気づいたら早めに対策と受診をすることが大切です。正しい診断と治療で、つらい時期を乗り越えましょう!
目次
まとめ
- 秋の花粉症の原因
- ブタクサやヨモギなどの雑草による。飛散時期は8月下旬〜10月頃。
- スギ花粉症の原因
- スギ・ヒノキなどの樹木による。飛散時期は2〜4月頃。
- 症状の共通点
- くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ。
- 症状の違い
- 秋の花粉症は粒子が小さいため、鼻・目症状に加えて咳やノドの違和感が出やすい。
- スギ花粉は粒が大きく、主に鼻や目に症状が集中する。
- 受診のタイミング
- 初めて症状が出たとき
- 市販薬で改善しないとき
- 症状が1〜2週間以上続くとき
- 咳やゼーゼーが出る、夜眠れないほど鼻づまりが強いとき
- 予防のポイント
- 花粉シーズン前に受診して薬を準備しておくと症状を軽減できる。