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夜中に子どもが急に耳を痛がって泣き出した
耳が痛いと言うけれど、熱はない。様子を見ていい?
子どもの耳の痛みは、夜間や休日に突然起こることが多く、保護者の方を慌てさせる症状の代表です。
このページでは、子どもが耳を痛がる主な原因や、夜中にできる応急対応、翌日受診すべきかの目安についてわかりやすく解説します。
子どもはなぜ耳を痛がりやすい?
子どもの耳の痛みで最も多い原因は「急性中耳炎」です。子どもは、鼻と耳をつなぐ管(耳管)が大人より太く・短く・水平に近いため、風邪などで鼻に増えた細菌やウイルスが耳に入りやすい構造をしています。
そのため、風邪をひいたあと・鼻水が続いているときに、耳の痛みが起こりやすくなります。
夜中に痛がるのは、横になると耳への圧が変化することや、日中は遊びに夢中で気づかなかった痛みを夜に感じやすくなることが関係しています。
耳の痛みの主な原因

- 急性中耳炎
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鼓膜の奥に炎症が起こる病気で、強い痛み・発熱・耳をしきりに触るといったサインがあらわれます。まだ言葉で伝えられない小さなお子さんでは、「機嫌が悪い」「耳を触る・こする」「夜泣きがひどい」が中耳炎のサインのことがあります。
- 外耳道炎
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耳掃除やプールなどをきっかけに、耳の入り口〜通り道に炎症が起こるものです。耳を引っ張ると痛がるのが特徴です。
- 耳以外が原因の痛み
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のどの炎症(扁桃炎など)やあごの関節の痛みが、耳の痛みとして感じられることもあります。これは耳の痛みを感じる神経と、のどの痛みを感じる神経が合流して脳に届くので、脳が耳が痛いと判断することがあるからです。
- 気圧の変化・一時的な痛み
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飛行機や標高差などで一時的に痛むこともあります。すぐに治まる一過性の痛みもあります。
夜中に痛がったら:家庭でできる応急対応
夜間に耳を痛がっても、ほとんどの場合、朝まで待って受診すれば大丈夫です。慌てずに、次の対応で痛みをやわらげてあげましょう。
- 痛み止めを使う
- お子さん用の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンなど、年齢・体重に合ったもの)があれば、使ってかまいません
- 頭を少し高くして寝かせる
- 横になるより、少し上体を起こすと楽になることがあります
- 痛む耳を冷やす
- 冷たいタオルを軽く当てると、痛みがやわらぐことがあります
- 水分をとらせる
- 飲み込む動作が耳の圧を整える助けになることもあります
翌日の受診目安:「痛くなくなった」でも受診を
朝になって「もう痛くない」と言うことはよくあります。ただし、痛みが引いても中耳炎が治ったとは限りません。
炎症や耳の奥の液体が残ったまま「滲出性中耳炎」に移行すると、痛みがないまま聞こえにくさが続き、言葉の発達や学習に影響することがあります。
次の場合は、痛みの有無にかかわらず耳鼻科の受診をおすすめします。
- 夜中に耳を強く痛がった(翌日に受診を)
- 耳だれが出た
- 発熱を伴う
- 耳をしきりに触る・機嫌が悪い状態が続く
- 呼びかけへの反応が悪い、テレビの音を大きくしたがる
- 中耳炎を繰り返している
まとめ
子どもの耳の痛みの多くは急性中耳炎によるもので、夜間は痛み止めや冷却で対応し、翌日に耳鼻科を受診すれば十分間に合うことがほとんどです。
大切なのは、「痛みが治まったから大丈夫」と受診をやめないこと。耳の中の状態は外からは見えないため、一度確認しておくことが、聞こえと発達を守ることにつながります。
お子さんの耳の症状で迷ったときは、お気軽に当院にご相談ください。
